7月26日、中川村の坂戸橋にて行われた表題の研修会に、北測から3名参加してきました。
坂戸橋は、国道153号線と県道伊那生田飯田線とを結ぶインフラの要所です。一方で、昭和8年の完成当時から優美な景観を保ち、国の重要文化財にも指定されています。
「早期開通」と「景観維持」、両方を求められる難しい工事の現場を見学させて頂きました。
橋桁の下に張り出された作業用足場に立ち入らせて頂き、通常では絶対に見られない位置から坂戸橋を見ました。
ひび割れや遊離石灰などが見受けられますが、この傷んだコンクリートをどう補強するかというと・・・
『IPH工法』といい、コンクリート内の空気と注入樹脂とを置換する新工法により、樹脂を深部まで注入でき、強度や耐久性を高められます。また、これだけ大規模な工事現場でありながら、この工法により騒音トラブルはほとんど発生していないそうです。
今回の研修会を通じて、今後測量をおこなう際に「この測量が後の工事にどう影響するか」というところまで意識して作業しなければ・・・と考えさせられました。貴重な機会をくださった主催団体様、ご説明頂いた各団体様、見学させて頂いた作業団体様、どうもありがとうございました。